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高次脳機能研究 バイリンガル化のお知らせ

高次脳機能研究 バイリンガル化のお知らせ

2026年1号より, 高次脳機能研究の論文は、受理までは日本語でも対応し, 受理後は全文を英文化し, 英文と日本文のバイリンガルで出版するopen accessバイリンガル学術誌となります.英文を含めたバイリンガル学術誌として、DOAJ(Directory of Open Access Journals)の登録を目指します。

みなさまのおかげで、本研究誌のアクセスは年々増加しており、PDFダウンロードあるいはXMLのリンクを開いた回数は年間で100万件ほどに達するのですが、そのうちの4割以上がアメリカを中心とする海外からのアクセスです。自動翻訳等を用いて読んでいるのだと推測しますが、それであればこちらで英文にした方がより正しく伝わるだろうと考えております。また、海外からは、失語を中心とした日本語での知見を英文で読みたいという声が多く聞かれます。とくに、わが国の失語症に関するレビューは強く求められているため、みなさまからのレビューでの投稿もお待ちしております。

掲載料(Article Processing Charge: APC)は無料であり, 閲覧も無料であるので, open access学術誌の中でもDiamond/Platinum Open Access(ダイヤモンド/プラチナムOA)に分類される, 著者と読者に最も優しいタイプの学術誌です.無料で掲載可、さらに英文にもなることを考えると、わが国でもかなり珍しい学術誌と位置付けられるでしょう。ぜひご投稿ください。

本学術誌は神経心理学と並んで、世界からみると、この分野の日本の顔です。みなさまと日本からのすばらしい知見を世界に直接伝え、世界の高次脳機能研究の中でわが国のプレゼンスを高め、この分野の発展に大きく貢献していきましょう!

編集委員長  船山道隆